「しっくり」を生み出す。本「読みたいことを、書けばいい。」レビュー。
こんばんは、Novtakaです。
「しっくり」を生み出す。
今日は初☆本レビュー、
「読みたいことを、書けばいい。」です!
この本の魅力はなんといっても、
「心にストンと、
落ちる文章」です。
言葉の選択、句読点の場所、間の開け方、
どれをとっても、究極に「自然」です。
かっこよくいうと「非人為的」です。
「人為的」って言葉には「非」であってますかね?
「不」とか、
「未」ではないですかね?(笑)
もちろん文章なので人の手100%ですが、
それは音で例えれば、
森林で聞く木々のざわめきと、
小鳥の声が絶妙に合わさり、
あたかも音楽に聞こえるような、
とても研ぎ澄まされたものみたく聞こえます。
なんて、キザな文章を
書いてみる。笑
あなたは、シンプルな
「文章」を読んでいて
笑うことってありますか?
著者の田中泰延さんには、
それを生み出す力があり、
他の記事を読ませて頂いても、
必ず読者の「笑い」を誘います。
そして、田中さんのいう
「自分が読みたくなる
内容を書く」
ことに照らし合わせれば、
田中さんも書きながら、
常に半笑い、もしくは笑いを堪えながら
書かれているのかなと思います。
この本は文章力を鍛える本ではなく、広義で
「相手の立場に立つこと」
の大切さ
を述べています。
本の中で、著者自ら
要約を4行でしているように、
その物事(あるいは人とも取れます)に対し、調べて、愛情と敬意を持てば、そこから生まれる何かは、
必ず相手のためになります。
別の言い方をすると、
「しっくり」きます。
ちなみに、「しっくり」くるの意味は・・・
物と物、人の心と心などが調和して、安定しているさま。ぴったり。
プロポーズを例に出すと、
本当に好き合っている相手への
愛と敬意を有り余るほど持って、
事前準備も120%で臨んだプロポーズは、
たとえ成功・失敗どちらでも、
相手にとって「しっくり」
くるものだと思います。
「こうされたら、
嬉しいだろうな」
という想像力で「しっくり」を生み出す。
この「読みたいことを、書けばいい。」の本自体も
その構成になっていて、
読者にもそれを訴えています。
HOWTO本ではなく、考え方の話ですが、
日々行う「仕事」一つ一つにも応用が効きますし、
文章を書く全人類に、
こうかはばつぐんの本と感じます。
だれしも、何事に対しても
しっくりくることを
願っていると思います。
「家族」や「仕事」
ひいては「人間関係」に対して。
そう願うあなたの背中を、
そっと押してくれるような本です。
もの書きの方でなくても、
オススメです!!